藤野というまち

藤野市新宿から電車でも車でも、1時間程度で到着できる山間の里山です。相模湖も近くにあり、湖と森に囲まれたのどかな地域です。現在は神奈川県相模原市緑区に位置しますが、2007年3月に合併するまでは神奈川県の北西部にある人口1万人程の行政区藤野町でした。東側に東京都八王子市、西側に山梨県上野原市があり、電車では中央本線藤野駅、車ですと中央道相模湖ICが最寄りとなります。

急峻な地勢的条件や農業の担い手の高齢化などから農林地の荒廃が著しく、その再生はまちづくりの大きな課題となっていましたが    旧藤野町が神奈川県との共同で昭和50年代後半から進めてきた、「ふるさと芸術むら」の取り組みで田舎暮らしや、半農半Xを目指す芸術家や職人の移住も年々増加し、相模湖、陣馬山、温泉施設などのほか、「陶器市」「ひかり祭り」などのイベントの訪問者も年々増え続け、年間20万人を超える観光客が藤野の自然や芸術文化に親しんでいます。

高橋やす子作品

また、持続可能な農業を目指すパーマカルチャー、その日本での拠点でもあるパーマカルチャージャパン、「自由への教育」「芸術としての教育」を標榜するシュタイナー学園、市民の創意と工夫、および地域の資源を最大限に活用しながら脱石油型社会を目指すトランジション藤野などの拠点もこのエリアにあり、世界的にも注目される地域となっています。